Fight Club
1999
”フィクションだからこそ、表現できる感動がある。
作れる世界がある。”
ホラー映画をそう評してた(気がします)
高橋ヨシキさんが。
このファイトクラブもそうかもと。
度を越したフィクションだからこそ、
描ける世界がある感じ。
最高でしたね。
今の仕事が気に食わないだとか、
現状に納得がいかないだとか
そういうわだかまりを劇中のブラピが
私の代わりにヅカヅカと炸裂させてくれる様は爽快、痛快です。
下衆な行動だって痛快だし、ヒャッハーって感じですよ。最初は。
でも炸裂しまくって、、、
どんどんタガが外れてくワケで。ヤバイ方向へと。
けども、ギリギリ、イかない。
このギリギリ感に楽しみつつ、事態は思わぬ展開へ
っていう運びが最高でした。ズルいなぁ、という感じ。
飛行機で各所を飛び回る感じがあれよあれよと
世の中が悪に染まってた、という感じでサイコーでしたね。
そんで気づいたら結局、主人公の思うがままに行った(かの様な)世界の
綺麗なビルの夜景をバックにエンドロール。
綺麗なシーンだけどハッピー?バッドエンド?
この余韻が心地良いですね。
こうしてモヤモヤ感をブログにかき殴りたくなります笑
この余韻は同監督作品の
ソーシャルネットワークに似てるなぁ(とこじつけ。)
宇多丸師匠も
同監督作のソーシャルネットワークはファイトクラブと似てる、
とラジオで言ってました。
ソーシャルネットワーク(映画)との共通点は以下3つ。
日常のつまらなさ、あるいは逆境をバネにをSNS作ってドッカーンとなる。
いろんな感想が生まれそうな感じ。
円環構造の感じ。
どれもファイトクラブ的かな〜と。
アンチの世界を描いてる作品は楽しいです。
映画だからこそ出来ますもんね。
野蛮でなんぼ!あとホースで通行人に水かけたり
道行く人に喧嘩ふっかけるシーンは白眉。
バカっぽくて最高ww
”力一杯、俺を殴れ。”
そんで殴られる。ブラピが。
そりゃ、良い映画ですよね。