2019年7月8日月曜日

インターステラー

Intersteller
2014


欧米のフロンティア スピリット、美学を強く感じた一作。
科学革命、無知の知。

”全身全霊をもって未知の領域に突っ込んでいく。命を危険にさらしててでも、、
 持ち前の無知の知による好奇心と、科学の知識を携えて”

そんな美学が、欧米の大航海時代だったり、科学革命につながる。

こうして私が、座って、WiFiに繋いだ家でPCでブログを書けるのも、
こうした先人達の科学、テクノロジーのおかげ。

とかく私はこの映画を観て私はつくづく日本人だなぁと思いました。
ただただスケールのでかい、次元を超えた物語に圧倒されっぱなし。

日本人はもっとミニマムな世界観を追求するもの、、むやむや
テラスハウスの心の機微を捉えた映像作品やアグレッシブ烈子みたいな
ちっちゃい可愛いキャラを追求させたら世界いちむにゃむにゃ、、

目で映像は追っかけながらも、こんな脱線した思考が観劇中に発生したり。。
とはいえ、もちろん集中して本作は観劇できました。
本当に最高な1本です。

ところで今、読んでいるサピエンス全史にも
科学革命、無知の知というテーマが掲げられています。

14世紀末にスペインのコロンブスがアメリカ大陸を発見してから、
ヨーロッパに住む人たちの地図には空白がすごく増えたそうです。

無知の知。自分たちの知らない世界が、海の向こうに広がっている。
こぞって冒険家達が、海に繰り出していったそうです。
空白の地図を埋めたい!という好奇心と、後は資源の獲得という
側面もあるのでしょうか。

とにかく、コロンブスを皮切りに以降スペイン、オランダ、フランス、イギリスなど
ヨーロッパ各国がアメリカ、アジア圏にくりだし当地の研究、貿易、植民地化、戦争など、、、
良くも悪くも世界の国々が、資本主義も絡めてつながりをもちはじたそうです。

科学革命、無知の知の時代を
今、日本の片田舎に転勤になった私も生きているんです。




"あの快い夜のなかへおとなしく流されてはいけない 老齢は日暮れに 燃えさかり荒れ狂うべきだ 死に絶えゆく光に向かって 憤怒せよ 憤怒せよ"



マイケルケイン扮する、ブランド教授の口癖。

本当に、これが響いた。

まったり夕暮れ。待ったりしない。