2014年8月31日日曜日

ハイテンション


Haute Tension
2003

フランスのホラー映画。。スプラッター映画。。
でもなんだかスタイリッシュ。

音楽も効果音もカッコいいです。
カーチェイス(?)でミューズがかかるなんてとてもクール。

ただ怖いです。抜群に怖い。
迫りくる恐怖。後半のどんでん返しには!??
いずれにしろ声を出して笑ってしまったくらい、刺激的なお話。

あと、主演のセシルさんが男前すぎてヤバい。
短髪、似合いすぎでしょ。
中盤から一気に目の色が変わる。終盤でもある意味、目が変わる。

チェーンソー、銃、密室、助けを求められない田舎の家など
ホラー要素盛りだくさん!!
 
グロいけどミューズでテンション上がった。
ホラー映画にスタイリッシュさを求める貴方にはオススメの一本です。

2014年8月28日木曜日

時計のルーツを辿って





DH&SIMON
AUTOMATIC 1961

お世話になってる長野の先輩から
この機械式時計(自動巻)を先日、譲って頂いた。
ただ故障か何かで動いておらず。

そこで地元の時計屋で修理をお願いしたら、
ムーブメントの埃をとって修理完了。
また動き出しました。
修理代無料。

ありがたや、先輩と時計屋さん。
その先輩も誰かから頂いたものらしい。
巡り巡って私のもとに届いた時計。

これも何かのご縁かと。
コイツを大事にしなきゃな、知らなきゃと思いました。

大事にするにあたってモノの出自は調べねばなるまい。
DH&SIMONって何だ…??

カッコイイモノにはカッコイイルーツあり、
という事で文字盤のワードを色々とググッてみました。


"DH&SIMON"
ヒット件数 ゼロ!

"1961 AUTOMATIC"
それらしい時計はヒットせず
1961年式のヴィンテージ時計、クルマやらはヒット。
ただ、このブランド名は出てこず。

"Swiss Design"
全くヒットせず。
時計大国、スイス産の機械式時計では無い…?

…??

ネットでヒットしないのが悔しく
検索ワードを分解してググり直し。
そんで以下の通り判断材料を揃えてみる。


DH=Deutsche(制式時計) Heer(陸軍) 陸軍の支給時計(ドイツ語)

Simon=SIMON CARTER  イギリス発の小物メーカー、カフス、時計も少しやってるとか。

1961 Automatic=1961年式の機械式時計

Swiss Design=スイスでのデザイン…??

以上のヒントをくっつけると…、

・SIMON CARTER社がドイツ陸軍の時計をモチーフに作ったレプリカのミリタリー時計なのでは。
径が40mmと大きいのでミリタリー感も強い。 スイスメイドかスイスデザイン。
 
ネットが生まれる前に製造かな。
程度はいいので80年代くらいに作られた気がする。



完璧にはルーツは分からずでしたが、
カッコイイルーツがありそうなのには間違い無い。

最後に。
謎な秒針。ブライトリングの秒針に酷似。
謎だ…。ブライトリングがミリタリー時計としてドイツに製造販売していたのだろうか。。



とにかく
古い、かっこいいモノのルーツに
思いを馳せるのは楽しいものですね。

BLACK SWAN


BLACKSWAN
2010

バレリーナのナタリーポートマン。

白鳥の湖の本番前、バレエ監督がニーナ(ナタリー)にこう言います。

”自分の道を阻むのは自分自身だ。
自分を解き放て。”

この一言がブッ刺さりました。。
この映画のテーマでは無いでしょうか。
台詞の”自分を解き放て”ってのは字幕で、
英語で、"lose yourself"という言い回し。
自分を失え、と。タガを外せと。


根がマジメな、清いニーナがどんどんと濁流に…
どんどんブラックスワンに染まってく。
マジメのタガが外れてく様は圧巻です。
清濁併せ持つ危うさ。綱渡り。フラフラながらも美しい。

この清濁併せ持つ綱渡り感は
先日読んだ"嫌われる勇気"にも通ずるなあと思いました。
”まじめにふまじめ”感。

自分がよかれ、楽しかれと思った事には
まじめにのめりこむべきかなと。
端からみたらそれが不真面目と言われようと関係ない。
それが享楽めいてても自分が真面目にやって楽しければそればそれでいい。
清でも濁でも、その一瞬を楽しむこと。
清いだけでは面白くないよ。

素晴らしい映画でした。ブラックスワン。

Texas Chaisaw Massacre :The Beginning





Texas Chaisaw Massacre beginning
2006

1978年の映画、Texas Chainsaw Massacreよりも
少し前のお話。
なぜレザーフェイス(チェーンソーマッサカー)が生まれたのか。
なぜあんなにも残虐なお家が出来上がったのか。。
そこを紐解いてみると悲しい家族の宿命、過去が

なんて事は割りとどうでもよくて
下衆の極み!としか言いようが無い映像のオンパレードに大満足。
最高です!!!ゲスい。
ゲスも極めると芸術になるのは前作と一緒。
ホラー映画はグロくてナンボですね。
余計な御託が要らずに映像そのものを楽しめるのがホラー映画の醍醐味。

原作のトビーフーパー監督は最高だし、
それを今に忠実に蘇らせた本策のJonathan Liebesman監督も最高。

あとフルメタルジャケットのハートマン軍曹、こと
Ronald Lee Ermeyがレザーフェイスのオヤジとして出てる。
最高でしたね。。ろくでない。

あとヘルズエンジェルズ(暴走族)が絡んでくるトコロが
アメカジ古着好きとしては面白いなーと。
メッタメタにされるという笑
ホラーの世界にライダースのバイカーがいるのが
映像としてカッコよかったです。

監督が違うとは思えない位、下衆さもエグさも
前作をそのまま継承!!
安心してご覧いただけますね、奥様!