2013年8月26日月曜日

CHRONICLE



フジファブリック
CHRONICLE
2009

"「魅力を感じる事は何か」と聴かれ、ふたたび
 誤解を恐れずに答えると、正常と異常が同居しているものだと思います。"

松浦弥太郎『センス入門』より

〜〜〜


曲のごちゃ混ぜ感がクレイジー。
志村さんのこのミックス感は間違い無く”異常”。
この曲群を一枚に収めるセンスに脱帽。ロックだと思います。



ただクレイジーの合間に
抜群の泣きメロと歌詞の曲を挿すあたりが”正常”。
”バウムクーヘン”とか”クロニクル”とかヤバい。

この恋愛の歌詞は、ヤバい。

恋愛の歌詞がグサグサと突き刺さります!




泣きメロあり、サイケなメロあり、ハードロックありで
ジャンル豊か。ごった煮。山あり谷ありな一枚。








フジファブリックは映画、モテキをきっかけに聴く様になりました。

志村さん自身が、”正常”と”異常”を行き来して
このアルバムを生み落とす事が出来たんじゃないか。
そう思える一枚です。



この一曲内で”正常”と”異常”が垣間みえる気が…します!
イントロとアウトロの空しさと
泣ける歌詞とメロディ。


刺さる刺さる、グサグサと!
素晴らしいバンドだ、フジファブリック!
アートワークも◎。

2013年8月9日金曜日

おれらは肉の歩く朝



前野健太
俺らは肉の歩く朝
2013

私がグッとくるレコードは
以下の2種類です。


①未知の世界へと自分を誘ってくれるレコード。
 自分の知らない事だらけで、発見の連続。
 主に洋楽。
 特にレコードを聴いてからは、発見の連続です。


②曲、アルバムの展開に納得できるレコード。
 この曲の次はこの曲だよな、うんうん分かる、、
 みたいに音の流れが自分のセンスとぴったりハマるレコード。
 聴いてて「お前は俺か!」と突っ込みたくなるような。。
 邦楽が多いです。
 言うても私は日本人なので、やっぱり日本のバンドの音が好きです。
 落ち着く。
 ただ前にも紹介した洋楽のthe virginsも②に該当。
    彼らの新作には日本人的な侘び寂びを感じるんだよなあ。最高。


さて、前野健太の新作。
②に属する落ち着くレコードですね。

彼のギターのストローク、
ファッション、髪型、歌詞。
全てに納得が出来ます。

なるほどな〜という感じですね。
言葉では説明が難しいのですが、、
侘び寂び。
地味と派手を上手く組み合わせて
抜群に存在感を醸してると思うのです。



このアルバムには入っていませんが。
いいPV!