2014年9月11日木曜日

万年筆のすすめ


 













万年筆を新調しました。Watermanです。

書く事が楽しいです!

書くのが楽しい万年筆だと、筆記が苦にならない。
どこまでもペンを走らせたい。

運転が楽しいクルマだと、運転が苦にならない。
それと同じ理屈でしょうか。

 
万年筆がある生活には潤いがあると思います。

書き味に潤いがある。
ペンを紙の上で滑らせる楽しさは万年筆だからこそ。
頭でつかえてた色んな事が
紙の上にすらすらと出てくるのです。自分でも気づかない事が…

この感覚はヤミツキです。

考えをまとめるのに最適、あるいは日記をつけるのに
万年筆は欠かせません。

また頭の中の考えを紙の上にぶちまけると、頭がスッキリします。
ガヤガヤしてる頭の中を整理整頓するには書くのが一番。
そんな気がしてます、最近。

松浦弥太郎さん、池波正太郎さんの著書に感化されて万年筆購入。。
感化されまくりですね…

2014年8月31日日曜日

ハイテンション


Haute Tension
2003

フランスのホラー映画。。スプラッター映画。。
でもなんだかスタイリッシュ。

音楽も効果音もカッコいいです。
カーチェイス(?)でミューズがかかるなんてとてもクール。

ただ怖いです。抜群に怖い。
迫りくる恐怖。後半のどんでん返しには!??
いずれにしろ声を出して笑ってしまったくらい、刺激的なお話。

あと、主演のセシルさんが男前すぎてヤバい。
短髪、似合いすぎでしょ。
中盤から一気に目の色が変わる。終盤でもある意味、目が変わる。

チェーンソー、銃、密室、助けを求められない田舎の家など
ホラー要素盛りだくさん!!
 
グロいけどミューズでテンション上がった。
ホラー映画にスタイリッシュさを求める貴方にはオススメの一本です。

2014年8月28日木曜日

時計のルーツを辿って





DH&SIMON
AUTOMATIC 1961

お世話になってる長野の先輩から
この機械式時計(自動巻)を先日、譲って頂いた。
ただ故障か何かで動いておらず。

そこで地元の時計屋で修理をお願いしたら、
ムーブメントの埃をとって修理完了。
また動き出しました。
修理代無料。

ありがたや、先輩と時計屋さん。
その先輩も誰かから頂いたものらしい。
巡り巡って私のもとに届いた時計。

これも何かのご縁かと。
コイツを大事にしなきゃな、知らなきゃと思いました。

大事にするにあたってモノの出自は調べねばなるまい。
DH&SIMONって何だ…??

カッコイイモノにはカッコイイルーツあり、
という事で文字盤のワードを色々とググッてみました。


"DH&SIMON"
ヒット件数 ゼロ!

"1961 AUTOMATIC"
それらしい時計はヒットせず
1961年式のヴィンテージ時計、クルマやらはヒット。
ただ、このブランド名は出てこず。

"Swiss Design"
全くヒットせず。
時計大国、スイス産の機械式時計では無い…?

…??

ネットでヒットしないのが悔しく
検索ワードを分解してググり直し。
そんで以下の通り判断材料を揃えてみる。


DH=Deutsche(制式時計) Heer(陸軍) 陸軍の支給時計(ドイツ語)

Simon=SIMON CARTER  イギリス発の小物メーカー、カフス、時計も少しやってるとか。

1961 Automatic=1961年式の機械式時計

Swiss Design=スイスでのデザイン…??

以上のヒントをくっつけると…、

・SIMON CARTER社がドイツ陸軍の時計をモチーフに作ったレプリカのミリタリー時計なのでは。
径が40mmと大きいのでミリタリー感も強い。 スイスメイドかスイスデザイン。
 
ネットが生まれる前に製造かな。
程度はいいので80年代くらいに作られた気がする。



完璧にはルーツは分からずでしたが、
カッコイイルーツがありそうなのには間違い無い。

最後に。
謎な秒針。ブライトリングの秒針に酷似。
謎だ…。ブライトリングがミリタリー時計としてドイツに製造販売していたのだろうか。。



とにかく
古い、かっこいいモノのルーツに
思いを馳せるのは楽しいものですね。

BLACK SWAN


BLACKSWAN
2010

バレリーナのナタリーポートマン。

白鳥の湖の本番前、バレエ監督がニーナ(ナタリー)にこう言います。

”自分の道を阻むのは自分自身だ。
自分を解き放て。”

この一言がブッ刺さりました。。
この映画のテーマでは無いでしょうか。
台詞の”自分を解き放て”ってのは字幕で、
英語で、"lose yourself"という言い回し。
自分を失え、と。タガを外せと。


根がマジメな、清いニーナがどんどんと濁流に…
どんどんブラックスワンに染まってく。
マジメのタガが外れてく様は圧巻です。
清濁併せ持つ危うさ。綱渡り。フラフラながらも美しい。

この清濁併せ持つ綱渡り感は
先日読んだ"嫌われる勇気"にも通ずるなあと思いました。
”まじめにふまじめ”感。

自分がよかれ、楽しかれと思った事には
まじめにのめりこむべきかなと。
端からみたらそれが不真面目と言われようと関係ない。
それが享楽めいてても自分が真面目にやって楽しければそればそれでいい。
清でも濁でも、その一瞬を楽しむこと。
清いだけでは面白くないよ。

素晴らしい映画でした。ブラックスワン。

Texas Chaisaw Massacre :The Beginning





Texas Chaisaw Massacre beginning
2006

1978年の映画、Texas Chainsaw Massacreよりも
少し前のお話。
なぜレザーフェイス(チェーンソーマッサカー)が生まれたのか。
なぜあんなにも残虐なお家が出来上がったのか。。
そこを紐解いてみると悲しい家族の宿命、過去が

なんて事は割りとどうでもよくて
下衆の極み!としか言いようが無い映像のオンパレードに大満足。
最高です!!!ゲスい。
ゲスも極めると芸術になるのは前作と一緒。
ホラー映画はグロくてナンボですね。
余計な御託が要らずに映像そのものを楽しめるのがホラー映画の醍醐味。

原作のトビーフーパー監督は最高だし、
それを今に忠実に蘇らせた本策のJonathan Liebesman監督も最高。

あとフルメタルジャケットのハートマン軍曹、こと
Ronald Lee Ermeyがレザーフェイスのオヤジとして出てる。
最高でしたね。。ろくでない。

あとヘルズエンジェルズ(暴走族)が絡んでくるトコロが
アメカジ古着好きとしては面白いなーと。
メッタメタにされるという笑
ホラーの世界にライダースのバイカーがいるのが
映像としてカッコよかったです。

監督が違うとは思えない位、下衆さもエグさも
前作をそのまま継承!!
安心してご覧いただけますね、奥様!



2014年5月31日土曜日

Drive




2011
Drive

オトコの美学しか詰まってない映画です。

クルマ、隣の奥さんめっちゃかわいい、
強盗の運転代行、5分は待ってやる、
眼光鋭い、ロサンゼルス、
復讐劇、血で血を洗う、正義感、
スタントマン、GジャンにGパン、
カーチェイス、マフィア、銃は使わない、
バックにサソリの白いサテンのブルゾン、
白いブルゾンがどんどん汚れてく…
極めつけに腕時計はPatek Philipですよ。

上記の小道具の散りばめ方、
あとシーンに応じたクルマの使い分けが最高。


もうね…かなりブッ刺さった映画です。。
タクシードライバーに近い気もするし、
るろうに剣心にも近い。


オトコのコは黙ってこれを観ましょう!

…あ、銃一回使ってたわ…。




2014年5月23日金曜日

愛の渦





愛の渦
2014
三浦大輔

R18の映画。男と女、初対面の何人か同士がマンションの一室で…
というヤツです。

文化系男子には、ヒシヒシくる映画でしょう!
エロいだけじゃない…

エロを肯定せねばと感じました。
俺の課題かなこりゃあ…笑


最初は恥ずかしさ故にスケベな話をしない、みなさん。
そりゃ初対面でタオル1枚しかみんな着てない訳で…
恥ずかしくもなるわな…。
それが一気に肯定に切り替わる様は何とも強烈。異空間ですよねー。

普段からスケベ、エロを
頭ごなしに否定したらイカン!!とこのシーンで痛感。。
俺もオープンエロに…!!!笑


あと、男4人が帰り際にパンツを履いてる姿がなんとも間抜け…笑
笑えるシーンが他にも…。

また最後あたりの部屋に明かりが差込む雰囲気も好き。
柔らかい終わり方も好み。

朝になり、夜通しの会が終わり、始発でみんな帰る感じ。
中身がある様な、無い様な時間を過ごした帰り道の感じ、雰囲気。
充実していた様な、全く無駄な時間だった様な…。
清々しい、けど眠い…みたいな。
学生でオールをした帰りの様な…。

そんな最後あたりの淡い描写が、とても好きです。


2014年5月11日日曜日

Italian Job(1969)



1969
Italian Job
ミニミニ大作戦

オリジナル盤。イギリス映画。
2003年の方はアメリカ映画。
コミカル、B級映画感が素晴らしい!!

カーチェイスが凄い。。映像に迫力がある。
アナログ感溢れるカーチェイス。

今観たら、可愛らしい雰囲気のカーチェイスかもですが。
スピードだけがカーチェイスじゃない!!


アルファロメオとミニのカーチェイスなんてステキやん。

The Italian Job




ミニミニ大作戦
Italian Job
2003

BMWのローバーミニはミニじゃない…。。写真のミニね。
やっぱミニは古ければ古いほどいい!
そんな事言ってましたけど。
すんません、ローバーMINI最高です。
赤、白、青のローバーMINIで街中走り回るなんて…
最高すぎる…


映画から学ぶ事はたくさんありました。
ファッション、音楽、立ち振る舞い、カワイイ女のコ像…

クルマもそうなんですね!
イイクルマとは何か?映画から学べるんですね。
もっとクルマ映画観ます〜。



2014年5月4日日曜日

お茶漬けの味



The Flavor of Green Tea over Rice
1952
小津安次郎

”地方出身の素朴な夫と夫にうんざりする上流階級出身の妻、二人のすれ違いと和解が描かれる”
(Wikipediaより)

後半のお二人の笑顔が、とても素敵です。
この笑顔のためにこの映画有りき、と感じました。

芋っぽい夫を軽蔑し遊び呆けてたマダームですが、、、
後半とても素敵な表情をしてました!
あんなにツンツンしてたのに…
奥さんの笑顔の時、思わずウルッときましたね…涙

旦那さんも言う事カッコイイです。
全然芋くない。

"俺は3等モノが好きだ。 安いからだけじゃない。
気がおけない、肩の力が抜けてる感じがいいんだ。
プリミティブな、シンプルなものがいいんだ。"

"やっぱお茶漬けなんだよ。この味なんだ。大事なのは。"
という上流志向でツンツンしてる奥さんに対しての台詞。
全然やらしくないのです。ホンモノを分かってるオトコの台詞。
言い方が素朴でめっちゃカッコいい。

この二つの台詞のシーンは、カッコ良すぎます。
包容力半端無いです。

最初は昭和の上流階級のレトロな映像を鑑賞したいがためだけに
この映画を借りてみたのですが、、、
映画そのものが素晴らしかったのでレビューしてみました。