2013年9月5日木曜日

風立ちぬ



風立ちぬ
2013

大人なラブストーリー、のジブリ。

『子供達が見てすぐ良さが分からなくてもいい。
大人になって観なおして、良さが分かるモノがあってもいい。』
とは鈴木敏夫さんの弁。
(どこかのテレビインタビューで)

私もまだまだ子供な気がしました。
まだまだこの映画をレビューできるほどの経験値は無いと。
こんな若造が、、と。
年を重ねてから観直すと、また感動できそうです。。
と子供の直感で思いました笑


結婚、仕事とかで責任、あるいは人を背負えば背負うほど
人間逞しくなる、大人に向かうものかと。

『仕事を一人前にこなすには嫁を貰わねばならん、これも矛盾だ。』
 主人公、堀越次郎の友人、本庄が一言。



飛行も上手くいかなかった
次郎も菜穂子と出会う事で仕事にうねりが生まれるといいますか。


ちょっとキザな台詞もあるけど
ピュアな次郎が言うとスゴく刺さるんですよ。
ラブストーリーとして最高です。


でまたラストの方も切ないんですねーーー。
菜穂子の決意たるや。。

この決意を味わうにはまだ私は若い気がするのです。
まだまだ年輪が無い。

真面目に自分の人生を生きて年輪を重ねなさいね、と。
そしたらもっかい観てみ?と笑

そういうメッセージを映画のラストシーンから
私は汲みました。

観客に賽を投げたかの様な素朴なラストシーン。
君たち次第だよ、と諭されたかの様な。

ファンタジーでは無く、素朴な作風がとてもイイ。

その素朴な作風を次郎の持ち前の真面目さで縁取ってるトコがニクい。
秀才といわれてる次郎でも失敗をしたり、恋をしたり。
ホントに普通の人間。でも飛行機に関してはひたすら真面目。
菜穂子に対しても大真面目。



そんな次郎の真面目な10年にフォーカスした
真面目なジブリのラブストーリーだと思いました。

あーあとタバコも吸いたくなりました。
その点でもアダルトな映画です。

まだまだ経験値足りないな私。
赤ちゃん人間だ!!