2010年12月31日金曜日

GIANT



"GIANT" 1956

これもジェームスディーンの演技が、
キラリと光る映画でした。


彼の演技はやっぱ凄い。

ディーンは素の、根っこの、ナイーブな所を、
スクリーン上で演技しちゃってるから凄いんだと思う。


このナイーブ全開な所が
当時でも、今でもとっても評価に値するもので、
今も彼が、愛されている最大の理由なんだと思う。

永遠の少年って言われる理由も、そこにあるのかな。



理由なき反抗、エデンの東、ジャイアンツと
役回りはそれぞれ違うはずなのに、

彼のキャラクター、雰囲気、醸し出すモノが
全編で一貫してる。

それは
ナイーブさだ。

このナイーブさが転じて、
どうせ俺なんか的な、のけ者意識が出てきて、そこからの
アウトサイダーの雰囲気が彼から感じられる。



例えば、ジャイアンツで言えば、
あのマッチョなテキサスの空気は
巨万の富を築いたとは言え、
やっぱり彼、ジェット・リンクには合わなかったのだと思う。

ホント、色褪せないね。
彼は。



とにかくGIANT良かったので
コレを機にジェームスディーンを基点にして、
もう少しアメリカンカルチャーを掘り下げてみようと思います。