
"GIANT" 1956
これもジェームスディーンの演技が、
キラリと光る映画でした。
彼の演技はやっぱ凄い。
ディーンは素の、根っこの、ナイーブな所を、
スクリーン上で演技しちゃってるから凄いんだと思う。
このナイーブ全開な所が
当時でも、今でもとっても評価に値するもので、
今も彼が、愛されている最大の理由なんだと思う。
永遠の少年って言われる理由も、そこにあるのかな。
理由なき反抗、エデンの東、ジャイアンツと
役回りはそれぞれ違うはずなのに、
彼のキャラクター、雰囲気、醸し出すモノが
全編で一貫してる。
それは
ナイーブさだ。
このナイーブさが転じて、
どうせ俺なんか的な、のけ者意識が出てきて、そこからの
アウトサイダーの雰囲気が彼から感じられる。
例えば、ジャイアンツで言えば、
あのマッチョなテキサスの空気は
巨万の富を築いたとは言え、
やっぱり彼、ジェット・リンクには合わなかったのだと思う。
ホント、色褪せないね。
彼は。
とにかくGIANT良かったので
コレを機にジェームスディーンを基点にして、
もう少しアメリカンカルチャーを掘り下げてみようと思います。